不定期更新 気になった武将や人物について取り上げたりおんj中心にまとめたりします

    タグ:戦国時代

      mixiチェック

    東アジアの食物文化史研究の第一人者・篠田統は酒についてこのような言葉を遺しています。

     

    昔から太平の世には辛口の酒が、乱世には甘口の酒が流行る

     

     

    酒、アルコールの歴史。それは我々人間がホモ・サピエンスだったかどうかも怪しいくらい古くからあったようです。腐りかけの果実を野鳥や野生のサルが好んで飲む現象を猿酒といいます。たまたま地面に落ちて自然発酵していた果実を我々の祖先がたまたま口にし、それ以降、祖先はより美味しいこの果実酒を常態に大量に摂取するため進化をしてきたのではないか・・・という説も存在します。これが本当なら神が我々人類に与えたのは火でもリンゴでもなく酒・・・だったということになります。後者は少し似通った所ではありますが・・・。

     




    20161221063811






    すしの本 (岩波現代文庫)
    篠田 統
    岩波書店
    2002-11-15



    中国食物史
    篠田統
    柴田書店
    1985-05-01

    【戦国時代の酒は甘かった!?戦国時代のどぶろくと造酒事情】の続きを読む

      mixiチェック

    2022年の大河ドラマは「鎌倉殿の13人」です。本ブログは戦国時代以降が中心で鎌倉時代のことはあんまり詳しくないため、この1年も大河ドラマに触れることは少なくなると思いますが、それは歴史系ブログとしてどうなのかということで申し訳程度に解説していくことにします。

     

     

     

    まずは鎌倉殿の13人とはいったい誰なのか?ということ。これは源頼朝亡き後、幕府の主導権を巡って鎌倉時代版ライアーゲーム【R-18G】を繰り広げた重臣たちを指します。本作はおそらく源平の戦いで源頼朝が幕府を開き、頼朝が死んで頼朝の家臣たちがサバイバルゲームを行って、それに乗じて武士の世を終わらせ天皇家支配を復権させようとした後鳥羽上皇を北条義時が撃破!って流れになるのでしょうか。

     

     

    さて、各種ブログやyoutubeでは13人解説が既に行われており、今更ここで解説しても新鮮さもないでしょうから、ここではその後13人の子孫がどうなっていったかをまとめてみました。13人分の一言解説とその子孫たちについて一挙解説していきます。

     

     

     

     


    kamakuratono

     

    【鎌倉殿の13人とその子孫たち】の続きを読む

      mixiチェック

    fake_news_bikkuri




    世はまさに大日本史ブーム時代。


    歴女に多数の歴史番組にニコニコ動画やyoututubeの歴史解説動画。
    その内容は玉石混交です。


    まずは研究者たちの功績である書籍から読んでみるのが間違いないのですが、今はネットに多数の情報が
    掲載されています。歴史というのは生き物であり、新たな資料が発掘されるたびにそのイメージは何度も
    覆されてきました。


    だから、個人的には、ゴシップレベルのサイトでも多数の情報源から自分なりの歴史イメージを作っていくのが最もよい歴史との付き合い方だと思います。(このブログもソースよりイメージ先行主義です)


    じゃあ、憶測で語っているのか!とんでもないやつだ!と一部の人間から怒られるかもしれないので
    今まで書いてきた人物伝を書く際に手元においていた書籍を一部、紹介しておきます。ただ、月に10件も紹介するとなると書籍の読破が追い付かず、「wikipediaでいいや」でなってしまうことも・・・





    基本はここから次に書く武将の記事を決めています。最近は麒麟がくる関連の記事が多くなりご無沙汰になっていますが・・・。戦国史の先生たちが総結集して500もの国衆資料を集めたので登場する人物は非常に多いのがいいですね。




    足利成氏時代の戦国期を描く。享徳の乱はいまだに全体像が読めないのでこれで勉強中。





    北条・武田そして少し島津に関する外交の解説書。
    関東・北信越方面の外交担当だった北条氏照などはこれ一冊で当時何をしていたかがよくわかります。



    戦国大名の兵粮事情 (歴史文化ライブラリー)
    久保 健一郎
    吉川弘文館
    2015-11-20


    戦を行うにあたっての兵糧調達や資金繰りに関する解説書です。
    今川家を例にして解説されています。個人的には逼迫した今川氏の経済事情が見て取れました。




    戦国時代の戦や謀略に関して動いたお金に注目して追ってみる斬新な視点からの解説書。
    可哀そうなのは毛利元就と伊達政宗で涙ぐましい自転車操業の末、強大な基盤を手にするところはカタルシスすらあります。後、真田昌幸の性格の悪さよ。


    完全教祖マニュアル (ちくま新書)
    辰巳一世
    筑摩書房
    2016-07-29


    新興・旧時代にかかわらず宗教の成り立ちに関して「あなたが教祖になるとしたら」という突拍子もないテーマで語られる解説書。出家やお布施を例にとって「宗教は反社会的でなければならない」という解説です。

    地図と読む 現代語訳 信長公記
    太田 牛一
    KADOKAWA
    2019-09-28


    織田信長に関する唯一無二の一次資料。やっぱりノッブがナンバーワンみたいなプロパガンダ的な所もありますが、基本信長公記に書いてあればそれなりの信頼性は担保されてしまいますよね。











    ま、速筆と更新頻度だけが取り柄の個人ブログですよ(白目)





    さて、歴史クラスタの皆さんはいったいどういう動画を見ているでしょうか?
    個人的に、私が認識しているサイト群を独断と偏見で読者の数と一次・二次資料へのスタンスを以下の図にまとめてみました。





    rekisia


    こう見ると大手のサイト・動画投稿者ほどソース明示があやふやで、ニコニコ動画の住民ほどソースに偏重していますね・・・。ただどれもこれも何とか面白おかしく紹介しようと十人十色の特徴があるので、気に入ったものを見てみるのがいいでしょう。ただし、歴史の細道てめーはダメだ(アイデンティティが被る)



    左上の2人は・・・歴史を語るのでも騙るのでもなく、歴史を創り出したレジェンドなのでセーフ。

      mixiチェック

    近年、田沼意次の再評価されている理由は江戸幕府の米本位制の限界を見抜き、金本位制による経済体系を推し進めようとした点にあります。株仲間の奨励や商人への課税、専売制の実施等これでもかという金を動かす政治に、他の旗本大名からは「賄賂政治」だと揶揄されました。結局、天明の大飢饉と田沼の政治生命を賭した印旛沼工事の失敗により、閑職へと追いやられる訳ですが、結局後から老中に就任した「超体育会系」的な政策を実施した松平定信と比べると、「やっぱり政治家としては田沼の方が・・・」というのが今日の評価の実情です。

     

     

    では、田沼の先見性を見抜かず米本位制を維持し続けた当時の人々は馬鹿だったのかというと、そうではありません。


    tikara

    【どうして近世日本は米貨幣制社会になったのか考察してみた】の続きを読む

      mixiチェック

    hqdefault

    戦国時代といっても戦ばかりしていた訳ではありません。

    来たるべき戦のため、武将たちは日々どんな生活を送っていたのでしょうか?

    今回は、武将たちの平均的な一日を紹介します。

     











    戦国の合戦と武将の絵事典
    高橋 伸幸
    成美堂出版
    2017-04-01




    【とある戦国武将の一日】の続きを読む

    このページのトップヘ