親ガチャというインターネットスラングは人口に膾炙される以前より意外にも古くから使われており、2015年頃より匿名掲示板にてその流用が見られるようになります。
芸能人ら一般大衆に知られるようになったのは2020年末から2021年にかけてであり、急速に拡大する日本の格差と共に頻出する言葉となりました。家族間の希薄化、格差社会、そして自己顕示欲の増大する社会が合わさって2023年初頭より若者の闇バイトによる凶悪事件が多発している・・・というのは荒唐無稽なピタゴラというのもないでしょう。
このような状況に政治家はどのような解決策をとるか・・・おそらくは、十中八九家族間の連携の強化という言葉を使うことでしょう。というのも、このスタイルは江戸時代の為政者からの十八番でして、コストのかからない治安対策としてしばしば儒教の「孝」の精神を持ち出し、家族での助け合いの精神を庶民に啓蒙しようと試みました。