2020年は聖書に書かれるような黙示録さながらの世界だったと思います。地震・火山・津波・大量虐殺に加え、蝗害や疫病そして飢饉の様子も黙示録には描かれます。ニュースの多くは新型コロナウイルスのものであり、今もなお拡大中といったところでしょうが莫大な死者を出そうとも、国家を滅ぼすようなトリガーにはなりにくいでしょう。日本史世界史を紐解いてみも疫病・パンデミックによって国が滅んだ例は稀です。
しかし、疫病と共にやってきた飛蝗はどうでしょうか。蝗害は時のその時代の王朝を滅亡に至らしめる重篤な災害であり、中国の皇帝たちは蝗の災害にどう立ち向かうかで資質を問われたのであります。