びっくり画像含む、ホラー画像って人を怖がらせるために画像を作っているから、画像を開いて怖くないわけがないんですよね。一度でもそういったトラップに引っかかってしまうと少年の心に重度のトラウマを負います。未だにサムネイルの表示されない画像を開くときは画面を小さくして恐る恐る見ている始末。10年~15年前のネットを知っている人ならではのあるあるですよね。
主に貼られるびっくり画像って「かわいくさせて」「ジェフザキラー」「ウォーリーを探さないで」が有名どころ。「かわいくさせて」は特に現役のホラー画像です。笑って♡
ただ数か月~1年ぐらい前に登場した新たなホラー画像が話題を呼んでいます。
口角が裂けて吊り上がり、眼光が異様に大きい・・・なんj民の女バージョンみたいな不気味な画像です。
画像イメージ図(かわいい)
ですが、この画像。今までのホラー画像とはわけが違い、人を自殺に追い込む呪いの画像として曰くつきのようです。今回はこの不気味な画像について調査しました。
去年ロシアである凄惨な事件が話題になりました。
"Blue Whale"という思春期の少年少女を自殺させるネットミーム。ゲームの参加者はスマートホン上の相手から「ミッション」として指令が下り、それをただ遂行する。しかしその内容はリストカットに始まり徐々に不穏なものになっていき、最終的には・・・
この都市伝説めいたネットミームは実に130人以上の子供たちの命を奪った末に、「ミッション」の黒幕が逮捕されたことで、決着を迎えました。非常におぞましい事件でしたが、ここ数か月で「ポスト青鯨」なるミームがネットの水面下で蠢いているようです。
FacebookやYoutube、はては匿名性のSNS、まとめブログでも見られる【閲覧注意】コンテンツ。思春期の子供って怖いもの見たさでこういうのどんどんクリックしていきますよね。これを利用して、【閲覧注意】内のサイトにアクセスした端末を特定し、ウイルスなどを通じてそのスマホをハッキングして子供たちを脅迫する事件が多発しています。
「お金を振り込めー」とか「裸の写真を送れー」といった日本でよくあるタイプの脅迫ならまだ可愛い、ここでなされる要求は犯罪行為や自傷行為、そしてBlue Whaleと同じく自殺教唆に発展するケースもあるとのこと。
そんなもの無視しとけばええやん・・・と思えるならいいのですが、このSNSから送られてくるアカウントがとにかく怖い。
これは怖い。
ここ数か月でなんjやおんjで貼られたホラー画像ですが、ネラーですら怖がるこの画像、小中学生が一人でネットサーフィン中にこんな物と出会ったら私ならショック死する自信があります。
不気味で出所不明のホラー画像って霊的なものウイルスと結びつきやすいんですよね。実際こんなアカウントから声をかけられても無視していれば問題ないのですが、ネットサーフィンの知識の乏しさやちょっと危ないところにアクセスしてしまった疚しさからなかなか他の人に相談できない。エロサイトにアクセスしてウィンドウを閉じれないよう細工したポップアップを開いてしまいパニックに陥る中学生と同じです。
でも笑い話ではなくて、被害者も出ています。アルゼンチンでは12歳の少女が「MOMO」なるアカウントに脅迫されて自殺したという事件が公になりました。国内外問わずネットメディアでは注意を呼び掛けていますが、犯人逮捕まではまだまだ時間がかかることでしょう。
でもこの不気味な画像ってどこからやってきたものなんでしょうか?
私がこのニュースを見た際には画像は林美登里という芸術家の作品から転用されたと説明されていましたが、林女史の作品について検索してもホラーといえばホラーですけど、滅茶苦茶怖いってものはないんですよね、第一作風が違う。
林美登利@第二作品集発売中@hayashimidori【警告】少年少女を自殺させるゲーム「MOMO」がSNSで世界的に普及中! 12歳少女死亡、日本人関与疑惑、第2の青い鯨か!? https://t.co/pz7oFevL74 @DailyTocanaより
2018/08/03 16:42:02
最近、facebookやi… https://t.co/RqkRRmeO13
林美登利@第二作品集発売中@hayashimidoriイギリスのSUN誌に思いっきり間違って私の名前が載っているのだけれど、どうしたら訂正できるのかなぁ。
2018/08/03 16:53:30
Facebookでは地道に返答しているのだけれど、南米からの問い合わせはスペイン語で来ることが多くて、ちゃんと説明できないです。… https://t.co/IOHuupHbfd
実際に、林さんも私の作品では無いですよとツイッターで公言しており、ホラー画像であるが故のデマが広がっているようです。出所不明のホラー画像。関係者すら把握できていないなんて怖すぎだろ・・・
しかし元ネタの画像が知りたい・・・
よし検索だ!画像検索で検索にかけろ!
検索だ!
検索だ!
検索だ
けんsあくだ・・・
ken%$$#asa!
・・・
ここまで異様な空白
スクロールした先に怖い画像が来ると思ったそこのあなた?
レ ス キ ュ ー 開 始
閑話休題・・・
林美登利@第二作品集発売中@hayashimidori@sakumariko 無断転載された、本当の作者のLink Factoryさんと私の共通点は、ヴァニラ画廊さんで個展をしていることと人面鳥を制作したことがあることですね。
2018/08/03 17:00:18
日本人の顔は同じに見えちゃうのかも💦
ん?
どうやら「Link Factory」なる作品の一種らしい。ということで調べてみよう・・・
・・・
( ^ω^)・・・
トカナ/TOCANA 知的好奇心の扉@DailyTocana【お詫びと修正】今世界に蔓延する自殺ゲーム「MOMO」のマスコットとして無断使用されていたのは、小道具などの制作や特殊メイクを行なっている日本の会社Linkfactoryの相蘇敬介氏でした。文中も修正しました。… https://t.co/EA3Ns1cFj4
2018/08/03 11:45:24
ありました。
Pierce Panic@pierce_panic2016年の幽霊画廊に展示されたLINK FACTORYの相蘇敬介さんの「姑獲鳥」が海外に話題になってます。海外のSNSアプリ内で姑獲鳥の顔使ってるMOMOというアカウント連絡するとグロ画像などで返事来る事でネット伝説になった。し… https://t.co/C7J3HF8D7d
2018/07/20 14:30:24
しかもファンアートまで作られている。
画像の写真下には「姑獲鳥と一緒に写真をとろう!」なんてポップな添え書きまであるではないか!
「姑獲鳥」とは中国出身の、お産で亡くなった妊婦が妖怪化したもので子供を見つけるとさらって自分の子供としてしまう。子供は無事本来の親の元に帰ってきても後遺症として癲癇を患うという恐ろしい妖怪です。普段は取りの姿をしていますが、さらってきた子供を育てる際には生前の女性の姿に戻るようで、この作品はその返信途中をイメージとしたものなのでしょうか?
とにもかくにも、アカウントの元ネタとなった妖怪よろしく子供を付け狙う二代目"Blue Whale"こと「MOMO」。近いうちに逮捕されるでしょうが、こういった事件やホラー画像はこれで最後ではないでしょうし、インターネット文化が続く限り永遠にイタチごっこを繰り返すんでしょうか。
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